県内の開業医約二千人でつくる県保険医協会(渡部泰和会長)は十九日、県庁で記者会見し、学校歯科アンケート結果を発表した。学校歯科健診で虫歯が分かって受診が必要とされながら、児童生徒の六割が受診していなかった。 県内の公立小中学校を対象に調べ、小学校は25・3%の九十五校、中学校は28・9%の四十六校が回答した。 学校歯科健診で虫歯が見つかり歯科医院への受診が必要とされた児童生徒は小中全体で37・8%。そのうち歯科医院を受診していない割合は小中全体で59・6%に上った。 虫歯が十本以上あったり、歯の根しか残っていない未処置歯が何本もある「崩壊状態」の児童生徒がいる学校は小学校で34%、中学校で35%あり、渡部会長は「驚かされた」という。 経済的理由で歯科医院を受診できない児童生徒がいる学校は、小学校で18%、中学校で22%あった。 同協会は窓口負担ゼロの子ども医療費助成の …[記事全文]
2015/3/20 00:00 【伊勢新聞】