虫歯無い3歳児8割超 栃木県の予防策奏功 13年度で達成

CNTS2015080703159_image2虫歯の無い本県の3歳児の割合は2013年度に80・2%となり、県が目標に掲げた80%を超えたことが9日までに、県保健福祉部のまとめで分かった。3歳児以外でも虫歯の無い子どもの割合は年々高まっており、同部は「県民の歯および口腔(こうくう)の健康づくり推進条例」を受けて実施した虫歯予防策が奏功したとみているが全国平均には届かず、今後取り組みをさらに強化する。

県は11年4月施行の同条例に基づいて策定した「歯科保健基本計画」の中で、05年度に69・6%だった虫歯の無い3歳児の割合を、17年度までに80%まで引き上げる目標を掲げた。

13年度の3歳児健診受診者1万6060人のうち虫歯のない子どもは1万2874人(80・2%)で、前年度(79・5%)を0・7ポイント上回り、目標を4年前倒して達成した。1歳6カ月では前年度比0・4ポイント増の98・1%だった。

文部科学省の「学校保健統計調査」(14年度)によると、虫歯の無い県内小学生の割合は3・9ポイント増の43・5%、中学生は7・5ポイント増の55・1%、高校生は1・6ポイント増の40・7%と、いずれも前年度を上回った。

 

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