役目を終えた入れ歯や抜けた歯の供養会(え)が8日、名古屋市中区大須の大須観音境内にある歯歯(はは)塚で営まれた。
県歯科医師会などに寄せられた100個以上の入れ歯や治療のために抜いた歯、乳歯などが、奥歯をかたどった石碑の前に供えられ、読経の中、歯科医師や一般の人らが焼香した。38回目となる今回は約120人が参列。春日井市から妻の分と合わせて約10個の入れ歯を持参した男性(75)は「入れ歯なしでは生活ができない。感謝しています」と話した。
歯歯塚供養会は「歯歯」の語呂に合わせて、毎年8月8日に開かれている。
(2015年8月9日) 【中日新聞】【朝刊】【愛知】