「松田聖子に学ぶ自己プロデュース力」
みなさん、初めまして、私は、泰然慎太郎ともうします。
このたびは、みなさんにこうしてお話しする機会をいただき、本当にうれしく思っています。
さて、このコーナーは、エンタメネタを肴にちょっとリラックスしていただきます。
どうぞごゆるりと。
さて、栄えある一回目ですからね。
何に語りましょうか。
後日談も含め、情報が出揃った紅白歌合戦なんていかがですかね。
去年の紅白歌合戦、最高視聴率はいつだったでしょう?
そうです。オオトリの松田聖子さんが歌った時です。
松田聖子。この方の自己プロデュース力、これがなかなか素晴らしい。
そもそもアイドルとして長年に渡り、現役バリバリで生き残っていること自体、奇跡的なこ とです。
では、ここ数年、松田聖子は、大晦日を如何にプロデュースしてきたか?
それは、いわゆる年越しコンサートを行い、紅白には、その会場からの生中継で出演す
るこてによるステイタスの掲示です。
単なる参加者でない差別化に成功していました。
今年、大晦日にコンサートを行わなかったのは、はやい時点でオオトリの打診があったの
であろうと推測します。
この推測する、というのはホント楽しいものです。
今回の処方箋は、「今年の紅白歌合戦のオオトリも二年連続で松田聖子がなる」処方箋 です。
今年、NHKの紅白担当スタッフが一新され、その部長の趣味で薬師丸ひろ子が正式に初
出場した、なんてヨタ記事をご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
真偽のほどはわかりませんが、その新体制が考えた目玉企画の一つが松田聖子オオト
リだったと思います。
高い視聴率を狙いつつも趣味を織り交ぜてなかなか楽しませてくれました。
肝心の視聴率自体は、前回と変わりませんでしたが、将来の高視聴率の種は、意外とう
まく蒔かれたと私は思っています。
さて、そこで松田聖子です。
去年は、ヒット曲もありませんでした。
オオトリ打診の時期にまだ娘の沙也加さんがアナ雪で成功し、ニューヨークからの中継を
うれし涙を流しながら観る、なんてチョー美味しいシーンがあるなんて想定できなかったで
しょう。
聖子オオトリに説得力がありませんでした。
世間も疑問、オオトリを狙っていた歌手からもブーイング。
その空気をしっかり読めるのが松田聖子的自己プロデュース力なのです。
そこで彼女のとった行動。
まず、歌っている時に和田アキ子に頼るという行為で歌手陣は完封。
次に明らかに下手に歌って視聴者をハラハラさせてることにより、最高視聴率をゲットし
ました。
よほどの想定外の事情がない限り、私は今年もオオトリは松田聖子で決まり、と観ました
。
もちろん推測という名の妄想なのですが、楽しいでしょ。
そう考えると。
オオトリをより確実にするために今年聖子が何をするのか、今度は何を歌うのか。
自分が松田聖子になったつもりで戦略を練れば、自分自身の自己プロデュース力が格段
にアップすること間違いなし!
こいつぁ、春から縁起がいいですね。